埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)乗車記

 11月の平日、ちょっと時間が出来ましたので、日帰りで首都圏の2路線を乗り潰ししました。まずは埼玉新都市交通、東北上越新幹線のおまけで建設された、新幹線高架にへばりつくように走る全長12.7㎞の新交通システム路線です。

 武蔵野線、埼京線を乗り継いで大宮を降り、新幹線側改札を抜けますと、目指す路線の案内表記はニューシャトル。埼玉新都市…や伊奈線という正式名称はどこにも出てきません。それにしても「ニューシャトル」、なんだか実にレトロなイメージを想像させる名前です。実際に東北上越新幹線開業時からあるものですので、古い世代の新交通システム、レトロな乗り物と言っていいかもしれません。実際によく揺れました。

 改札を抜け構内に入ると高架下に軌道は新幹線と垂直に敷かれています。ここ大宮駅部分は軌道はラケット状、折り返しの手間が省ける形で、新交通システムらしくよく考えられています。

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 来たのはこんな赤い車両。それでは出発、発車メロディーはゴダイゴの銀河鉄道999だ。私が小学生5年生か6年生の時に流行った、私も大好きな心ときめく曲なのですが、発車メロディーとしてアレンジされてしまっているので、古い庶民派ショッピングセンターの日用品売り場で、終日流されているような音楽になってしまっているのは少し残念。

 とにかく出発、先頭車両のドア横に立って前を見ます。すぐに右カーブを2回、大きな立体駐車場ビルを周り込み終わると左直角カーブ、そして堂々たる新幹線高架にピタリと張り付きます。右横を高速で走り抜ける新幹線車両、ちょっと感動するぐらいにいい眺めだぞ。

 しばらく走ってジェットコースターみたいな坂を下ったところが駅で、ここが鉄道博物館駅。恥ずかしながらまだ私は行った事がありません。この駅で先頭車両の乗客が全員降りてしまったので、かぶりつき席に座ります。座ってみると前方しか見えません。すぐ横を走る新幹線を一番みたいのですが、防音壁が高くてよく見えないのです。立った方がよさそうだ、しかし私一人なのに立っていては、運転手さんも気になってしまうのではないかと、大人しく座ってる事にします。ニューシャトルの軌道は新幹線高架に対し微妙に上下し、新幹線はよく見えたり見えなかったり。次々に左側に現れる駅はどこも同じような造りです。

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 原市を過ぎた所で、一番東側の上越新幹線上り線の高架が、銀河鉄道999みたいにどんどん高くなってくる(実際ここは坂を下る列車しか走りませんが)、下り東北上越新幹線に乗っていると、どんどん加速して実に気持ちがいいところがこの辺だ。上越新幹線上り線が東北新幹線をオーバークロスするのを見れたと思ったら、乗ってるニューシャトルは一気に下り坂になって上越新幹線下に潜り込み、車両基地のある丸山駅に到着。ここからは単線になって、再び坂を登ると、4本あった新幹線線路も2本になってしまい、ちょっと寂しくなる。

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 交換駅だ。ここで初めてニューシャトルの乗っている車両以外のを見ます。2000系という新しめの電車で、顔はアンパンマンに登場するクリームパンダみたいですが、側面はステンレスの箱そのまんまといった感じで非常に無機質。次に交換した車両は今乗っているのと同系色違い。

 そして終点の内宿駅に到着、乗車した車両の写真を撮りたいも、ホーム長さが車両一杯なので撮れません。

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 と、下り新幹線が高速で来た。コンデジなのでタイミングが全然合いません。上りもシャッターが早すぎた。

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 乗ってきた電車の出発時にやっとお顔の写真が撮れました。鋭角なスカートといい、排障器といい、ラッセル車みたいです。

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 改札外へ出てみるも周りは何も無し、喫煙所も無し、ということですぐにまたホームへ上がります。今度来たのは紫色したクリームパンダ。

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 出発までに来るかなと、カメラを連写の設定にして待ち構えてていたら北陸新幹線がちょうど来た。

 またまた一番前の車両に乗車、ガラガラですが初めからドア横に立ちます。丸山駅では左側に車庫、開業時から走りそろそろ引退する1010系(これに一番のりたかった)や、最新鋭の2020系の姿も見えます。出発して眼下に見える車両基地への配線は、超急カーブのループ状になっていて、プラレールの線路みたい。

 ここからは新幹線東側に張り付いて走るのですが、あと何駅かなとドア上の路線図を見ますと、新幹線が良く見える区間というのが、色塗されています。
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 よく解っているではないか!埼玉新都市交通。

 全線高架で見通しがよく、パノラマラインとしてPRされていますが、この路線一番の見どころは、何と言ってもすぐ横を走る新幹線。路線図の上には、あまりやる気がなく、富士山以外は実際にどれがどれだか判別付かないだろう山のイラストがありますが、こんなの剥がして、「君は何種類見れたかな?」と、バラエティー豊かな新幹線車両の写真をずらりと並べた方がずっと子供達に喜んでもらえるはず。右端には激レア検測車East iもしっかり載せておきたい。

 新幹線が良く見える最後の駅、吉野原で降りてみます。
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 1本待つ間に、東北上り下り、上越下り3本の収穫。上越は上下線とも綺麗に撮れません。

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 緑のクリームパンダで大宮へ、吉野原からは新幹線が良く見えない区間との事なので座ります。そしてそろそろ鉄道博物館駅というところで進行方向左側のドア横に立って外を見下ろします。

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 何といっても鉄道博物館、クハ183が2両もあったんだ。カメラカメラとバックから出すうちに博物館は終わって大宮工場となり、建物の中は見えませんが、最後に京葉臨海鉄道のKD55、そして写真は撮り損ねましたが長野色の115系を見て、新幹線高架下に潜って終点大宮到着です。

 ちょうどお昼時、東口に出てみると、大宮というのは埼玉一の交通の要所ですが、とてもごちゃごちゃした街です。路地に入り込んで、どこで昼食にしようかと考えながら歩くのも楽しい。昔ながらの喫茶店を見つけ、ランチの定食を注文、風邪が治ったばかりだったからか、ご飯が美味しく感じられず残してしまった。駅そばにしておけばよかった。次は東武野田線に乗車します。

(乗車は2015年11月)
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ゆりかもめ 東京臨海新交通臨海線 乗車記

昨年の夏、舎人ライン、東武大師線、京成高砂線、都営新宿線と浅草線末端部を1日で乗り潰しをし、東京都内は完乗のつもりでいたのですが、一路線抜けていた事に気付きました。

その路線はゆりかもめの東京臨海新交通臨海線(長い路線名です)。以前私がこれに乗車したのは2005年の秋あたり、確かオープンして間もないビーナスフォートに行くことがあり、その時に当時の終点の有明までも乗車したのですが、翌年の2006年春に豊洲まで2.7km延伸されていたのでした。今回はちょうど沿線で用があり、新橋から乗車して、帰りに豊洲に抜ける事にします。

まずは新橋から乗車したのは休日の朝8時頃、まだ行楽客は少なく、ビジネス客が多いです。乗車率は座席が半分埋まる程度、車両は全席クロスシートで車両隅のボックス窓際に座るのですが、とにかく狭い座席です。私の横に男性が座り、次に若い女性が来たので、足を引っ込めるのですが、その女性はボックス奥まで入らず通路に足を出す形で横向きに座るではありませんか。なんだか自分を否定されたような気分になってしまいますが、車内を見ると、そうやって座る人がたくさん見られます。座席の4分の1が活用されないのですが、これがゆりかもめのルールというか風習みたい、そもそもボックスシート自体が時代遅れなんでしょう。レインボーブリッジからの景色は霧で良く見えず。

***

用事も済んで途中駅から再び乗車、来たのは新しい電車で最前部は2名の乗務員が座り、手動運転の訓練が行われていました、その後ろに立って前方を楽しみます。

さて有明からの未乗区間、ここを過ぎると眼下の風景は少々変わって来まして、未開発の土地があちこちに見られます。どこにどんな建物が出来るかは知りませんが、オリンピックを控えますます発展しようとする東京という都市のエネルギーをひしひしと感じられる風景です。運河を渡って次の駅は市場前、そうか、ここに築地から移転される新市場が出来るのか。

こまめに停車して豊洲を目指します。前方にそびえる高層マンションや高層オフィスビル群、いつの間にこんなニョキニョキ増えたんだろう。人口減少問題も少子高齢化問題も税収減少問題も全然関係無し、人口が爆発的に増え小学校がパンク状態なんて言っているエリアがおそらくこの辺なんだろう。こういう場所があるから、地方はますます衰退してしまうんだろうな。これは私の住んでいる多摩地区でさえも感じている問題であります。そんなことを考えているうちに終点豊洲に到着。

せっかく来たので車両の写真でも撮っていくことにします。乗車した新型車両はロングシートだったのですが、朝乗車したいずれ淘汰されて無くなるだろう狭いボックスシートの旧型車両を記録しておきたいと思ったからです。

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さっそく次の電車で来ました、27番編成。

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しかし乗客が降りたガラガラの車内に入ると様子が違うぞ。片側はロングシート、片側はボックスシート、そのボックスシートもドア間が8席でなく6席でシートピッチが広くなっている。私の座った車端部も4席で無く2席分しかない。やっぱり通路に足を向けて座られたんじゃ問題との事で改造されたみたいです。(後で調べてみましたら、この車両は6次車と言われます7200系でして、製造時からこのスタイルです。)

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しばらくは八高線川越線の209系3100番台みたいな顔の新型車が続き、やっと来た旧型車の25番編成、今度こそボックスシート車だ。

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しかし良く見るとこれも違う、ボックスシートとロングシートが千鳥状に配置されています。これも通路に足を出しても大丈夫なように改造されている。(これも後で調べてみましたら5次車の7200系でして、製造時からこのスタイルでした。また新型車導入による置き換え対象にも入っていません。)

その後来るのも新型とこのシートの車両ばかり、私が朝乗車したオールボックスシート車はレアな存在なのか、それとも私の記憶違いでオールボックスシート車なんて存在しないのか、なんだか意地でも見届けたくなって来た。5分おきにやってくる来る電車をホーム新橋側先端でひたすら待ちます。

この場所では先頭車でかぶりつきを楽しみたい(見るからに裕福そうな)親子連れが次々にやってきては、1番線2番線交互に発車します電車に順序良く並び乗車してゆきます。こんなところに突っ立っていては、私も先頭に座りたい人に見えるかなとも思いながら、豊洲駅に着いてから約30分後、来たぞ、今度は顔も少し違う。

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5番編成。

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これこれ、やっと出会えたオールボックスシート編成(これこそ1次車の7000系、1~3次車が今回の新型車導入による置き換え対象車になります)。ところでシートピッチは何センチなんだろう。初期の113系や115系と同じぐらいだろうか、それともオハ61系並だろうか。とにかくこれでやっと帰れます。

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その前に新型車も一応撮っておきます。ロングシートなのですが背ずりが高く、とても座り心地がよさそうです。

(乗車は2015年10月)

山万ユーカリが丘線乗車記

東葉高速鉄道は面白味のない乗りつぶしになってしまいましたが、こちら山万ユーカリが丘線はいい意味で期待を裏切ってくれました。

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京成の快速電車に2駅揺られてユーカリが丘駅、階段登って待っていた車両、コアラ2号の可愛いのなんのって。車体に貼られたコアラのキャラクターだって可愛くて、最近のゆるキャラよりずっと出来がいいではありませんか。

さてこの山万ユーカリが丘線、不動産会社の山万が運行を行っている新交通システムの鉄道路線である事、線形がテニスのラケットの形で片側通行なのが有名ですが、もう今年で開業して32年、新交通システムの老舗と言ってもいいぐらいになってしまいました。

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ドアが低いので頭を屈めるようにして小さな車内に入ります。ここで時間が一気に30年前に逆戻り、むっとする車内、なんとこの車両は非冷房なんです。天井の送風機からの生暖かい風が優しく感じます。

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夏の混んでいるときはかなり暑そうですが、窓を開けられる車両なんて、首都圏でどれだけ残っているだろう。

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吊革は車体が小さいので天井から直接吊る。

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この美しいカーブ、(昔の)未来の都市への路線を象徴するかのよう。

それでは出発。思っていた以上にスピートを出します、そして揺れる。僅かですが外から入ってくる風が心地よい。公園駅で分岐し一方通行の路線に入り、次の女子大駅で降ります。

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公園・女子大・中学校とバス停以上にストレートな駅名の中で、降りる駅を女子大にしたのはスケベ心からではなく車庫があるから。次の電車が来るまでの20分間、外に出て散策してみます。

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車庫で昼寝中のこあら3号。右の木はたぶんユーカリなんだろう。

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屋根のある車庫で検査中?なのはこあら1号、しかしこの配線だと素人考えで、こあら1号を本線に出すには、こあら2号、3号すべて本線に出さなくてはならないようにも見えるのですが、今3号のいる右手前の線は2編成分入れる長さがあるのでしょうか。こうすべき専門家なりの理由に興味を持ちます。

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もっと中学校方面に歩いてみます。右が本線、中央がコアラ3号、左奥が1号。

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さらに先、気持ちいい天気の日ですので、ここで撮影したり、そのまま線路沿いを歩いてみたくもなりますが、時間もないので戻ります。周りはまだまだ開発の余地がある感じで、ますますの発展も予想されます、現状の小さな車体では将来対応できるでしょうか。しかしこの辺の住民はみんな車を持ってそうで、京成電鉄に乗り継ぐ通勤通学客以外の需要はあまりなさそう。となると今の日本の流れからすると、人口は同じだとしてもこの路線の利用者は減ってゆく。実際のところどうなんだろう。

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切符の自動販売機はボタンが四角い古いもの、おそらく開業時から使い続けているものでしょう。販売機上に掲げられた運賃表には、普通運賃200円のところに「全線均一運賃につき1乗車」と書かれています。という事はユーカリが丘で乗って、ぐるりと全線乗ってユーカリが丘で降りても200円でいいみたいだ。この辺はJRの規則と違う。

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誰もいないホームで次のを待ちます。来た来た、さっきのこあら2号、坂をぐいぐい登ってきたぞ。1編成での定員は路線バス1台半ぐらいでしょうか。

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カーブ切って進入する姿はカッコいい。

今まで乗車した区間はほとんどが高架でしたが、女子大からは道路と同じ高さになり、中学校からは切り通し区間になりトンネルまであります。意外とアップダウンの多い丘陵地帯のようです。あっという間にラケットを一回りして公園駅に到着。

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この路線の分岐器はみんなY型、“く”の字に曲がっているからか減速して通過します。この分岐器が動く(切り替わる)ところも見てみたい。この路線をとことん楽しむなら、女子大駅、平日6:17と18:25、土休日9:50発の列車がいいでしょう。これは女子大始発なので、車庫から出てくるところ、そしてこの分岐器が動くところをホームから間近で見られます。

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ユーカリが丘に到着しまして外に出てこあら2号をお見送り。なかなか楽しかった。都心以外のちょっとした郊外は車の方は便利になってしまった今、こういった路線は今後登場するのだろうか。またもし、今このユーカリが丘線を建設するならば、新交通システムでなくLRTになるのだろうか、そんな事も想像してみるのも楽しい。

(乗車は2014年9月)

前後の関連記事
前:東葉高速鉄道乗車記
次:芝山鉄道乗車と昔の京成成田空港駅

東京都交通局日暮里・舎人ライナー乗車記

なかなか遠出することが出来ません。前回、西巣鴨に用があった際に都営三田線の末端部を乗りつぶしたのですが、この際その勢いで、近場東京都の5つの未乗車路線を1日で、やっつけてしまう事にします。

まずは2008年に開通した新交通システムの東京都交通局日暮里・舎人ライナー、地元の人や日本史をしっかり勉強していた人以外は、絶対に読めないだろう舎人(とねり)という地名、「いわて銀河鉄道」「いすみ鉄道」「のと鉄道」のように、これこそ、ひらがなで表記すればよかったのになぁと前々から思っていたのですが、読めない地名だからこそ、漢字表記でアピール出来るのかもしれません。

日暮里駅で700円の都営フリー切符を購入してホームへ、もちろん一番前の車両に乗車します。ここの車両もゆりかもめや横浜シーサイドラインのように無人運転で運転席に座れる形状。右側二人席には親子連れが座り、左側一人席は空席だったのですが、まだ乗ってくるだろうお子様に譲ることにして立つことにします。(おばあさんが座りました)

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それでは出発、最初の見どころは日暮里出発直後の直角カーブ。なんと急カーブの中に渡り線がある。新交通システムではどうと言うこともないんだろう。

常磐線・京成線の順に跨いで西日暮里駅。京成線・常磐線の順でないところが注目点で、この辺の鉄道路線の立体交差は複雑なのです。西日暮里を過ぎると貨物線、明治通り、熊野前を過ぎると都電荒川線を跨ぎます、ここでは昔の都電カラーの車両がちらりと見えました。次がこの路線最大のハイライト?、隅田川・荒川を渡ります。そして高速道路。

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2005年まで王子に住んでいて、その頃は車にも乗っていたので、個人的な事なのですが、この辺はとても懐かしい。よく神奈川方からここを走って、江北ジャンクションを左へ曲がるとやっと渋滞から解放されて、着いたなぁ~と安堵感に浸った場所なのです。(その頃、中央環状王子線は板橋ジャンクションまでだったのでとても空いていました。今はどうなんだろう。)

ここから先は私にとっては初めて来るエリアになります。単なる知らない土地なだけあって、住宅街の中を真っ直ぐ走るんだなぐらいの感想しかありません。一駅ごとに乗客はどんどん減り、途中駅で一番前のシートが空きます、もうガラガラですので座らせてもらってもいいでしょう。座ってみると見える景色がぜんぜん違う、いいぞいいぞ!やっぱり新交通システムを楽しむのは一番前の座席に座るに限ります。

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車両基地のある舎人公園駅の配線はこんな感じ。見沼代親水公園側に基地へと続く下に降りて行く軌道があるのですが、右側にも左側にも下に基地が広がりません。どうも地下にあるようです。せめて地下へ通ずるトンネルの入り口ぐらい見たかった。ちなみに左の写真が今回の乗車で唯一の車両の写真になります。

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一番前の座席に座ると軌道がすぐ下に見えるので、なかなかのスピード感が味わえます。周りの景色を見るよりもこっちの方が楽しい。意外と揺れます。

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渡り線をぐいっと曲がって終点の見沼代親水公園に到着、改札を出て周辺地図を見ると駅名になった親水公園がすぐあるみたいなので行ってみます。

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これが親水公園。公園というより水路沿いの遊歩道です。1.7㎞の長さがあるんだそうだ。中には10センチぐらいに成長した金魚が高速で泳いでおり、金魚も狭い水槽を出るとここまで逞しくなるのかと少し感動さえしてしまいます。小さい鯉だったのかもしれません。

さて戻ります。帰りは一人用シート座りたいと思っていたのですが、人気のある座席のようで、すべて埋まっており、ロングシートで我慢します。ロングシートに座って正面の一人用シートは、シートピッチはかなり広く、窓際には荷物が置けるテーブルもあります。ドア間でロングシートは6人掛けですが、一人用シートの方は3人分しかない、占有する面積は2倍以上の差、なんだか飛行機のエコノミーとファーストぐらいの違いがあります。私の真正面に座る、足を伸ばしてスマホをいじっているおばさんが、だんだんセレブに見えてきます。

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(これが一人掛けシートとロングシートの関係、行きの車内で撮ったものです)

西新井大師西という、最初と最後に西の付く駅で下車します。西西新井大師にすれば、面白い駅名として取り上げられて、この地域の活性化にも繋がったのではないかと、ちょっと思います。

(乗車は2014年8月)

次の記事:東武大師線乗車記

東京メトロ有楽町線・副都心線の池袋より西部と、西武有楽町線・山口線の初乗車記

2014年1月のある平日、横浜で昼過ぎに終わる用事があり、帰りに表題の路線の乗り潰しをしました。日常生活の中での乗り潰しですので記事するつもりは無かったのですが、自分の備忘録を兼ねたブログ、こういう事こそ記録に残しておこうとも思い、やっぱり書くことにします。

14時半過ぎ、東急東横線の横浜駅から最初に乗るのは急行和光市行きでして、来たのは東京メトロの7000系、昔は毎日利用した路線なんですが、こんな電車が来るとは本当に変わりました。代官山から先の地下区間は私にとって初体験、かぶりつきをしようと先頭車両に乗っていたのですが、混んできましたので座ったまま過ごす事にします。この切り替わった区間、昔は代官山を出ると山手線をオーバークロスして、トロトロ走りながらぐるっと半円を描くように廻ってすぐに終点渋谷…だった感じですが、地下になって「こんなに距離あったっけ?」と、なんだか非常に長く感じました。それと中目黒手前の日比谷線への渡り線が完全に錆ついていたのが少し悲しかったです。

渋谷に到着、乗って来た電車はここからは各駅停車になり東新宿で通過待ちとの事なので、後続の急行川越行きに乗り換えます。来たのは東急の5050系4000番台(ややこしいなぁ)、いい感じで空いていまして、一番前でかぶりつきです。客室と乗務員室を隔てるドアの窓は整髪剤で汚れており良く見えないのですが、窓の下の方は汚れていなくスッキリ見えます。変な感じで腰を屈めての体勢になってしまい、周りから見たら変なおっさんに見えるかもしれませんが、車内は空いている事だし、まぁいいか。この路線に乗るのもたぶん2回目。前から線路を見ますとカーブや勾配が多く、地下鉄やら様々なインフラ地下配管の中を潜りぬけるように走っている事が感じられます。それにしても地下鉄なのに急行運転でばんばん駅を通過するのでとても痛快。東新宿ではさっき乗った電車がちらりと見え、なんだか得した気分。

池袋からは初乗車となる区間、2駅通過してあっという間に小竹向原。ここでは有楽町線から来る電車の接続待ちでしばし停車、隣のホームに来たのも和光市行き、なんだか東武方面に向かう電車ばっかりのような気がしますが、たまたまそういう時間に当たったのでしょう。しかしこの和光市行きが西武の電車なのがちょっと不思議な感じです。小竹向原からは複線トンネルで対向列車が見えるのが楽しい。地上に出て東上線下り線をオーバークロスして和光市に到着。Suicaで乗車しているのですが、経路が複雑になって余計に運賃を取られたりしないように一回改札を出て清算してから東武東上線で池袋に戻ります。

池袋からはまた小竹向原を目指すのですが、今度は有楽町線の方の初乗車になります。来たのは和光市行きで東武の9000系。一番前に乗るのですが混んでいてかぶりつきは出来ず。小竹向原手前の有楽町線と副都心線が交わる配線は割と複雑で、さっきはどうなっているのかよく解らなかったので、もう一回良く見ておきたかったので少し残念。これで一応東京メトロはすべて乗車した事になります。

小竹向原で乗り換えて今度は西武有楽町線に進みます。この路線も初乗車でして来たのは快速急行で東京メトロの7000系。ガラガラに空いていてかぶりつきをと思ったのですが、乗務員室と客室を隔てるドア窓の位置と、前面運転席の無い側の細い窓の位置がずれていて前が見えないのです。あれれ?昔は営団6000系などでこの位置で前が見えた気がするのですが、記憶違いなのでしょうか。

地上に出て快速急行(西武にこんな種別があるとは初めて知った)との事でどんどん飛ばして所沢。ここでやっと写真が撮れます。7002とあるので有楽町線開業当時からの古い車両のようです。調べたら1974年製だそうだ。
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所沢で東京メトロ10000系の普通列車に乗り換えて次の西所沢まで、また乗換で今度は狭山線の笑う電車で西武球場前へ、この路線は小学生の5年生か6年生の時に野球を見に乗った以来で30年ぶり。
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西武球場前に着きまして、ここからは初めての乗車となる西武山口線。しかし行ったばっかりで20分以上も待たなくてはなりません。
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これが時刻表。日中は20分おき、通常の電車なら一番列車が多いはずの朝夕は30分おきなんです。
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時間つぶしに駅構内をぶらぶら。西武狭山線も17:40発から8両から4両になる。車両の入れ替えをするようです。こういう小さな路線にもいろいろあるんだなぁ。
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やっと来た電車。残念ながら日は暮れてしまい、車窓は楽しめそうにありません。
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下車する乗客は7,8人、乗車するのも7,8人。去年の春、西武の筆頭株主となっている米国の投資会社が不採算路線を廃止しちゃいましょうよという提案が話題になりました。しかしここは日本、株主がなんと言おうと多摩川線や秩父線が廃止になるようなことは決してないと思うのですが、この山口線に関しては特殊な路線だけに「開業してそろそろ30年、車両も草臥れてきた。新車を購入するって言ったら株主は反対するかなぁ、この路線だけは言う事を聞く事にして廃止しちゃおうか…」なんて展開もあり得るのではないかとも思います。

さて出発、一番前の座席はお子様がおりましたので譲る事にして最後尾に後ろ向きに座ったのですが、いきなりの急カーブに振り回される感じで車酔いしそうになったのでボックスシートの前向きの席に移動します。それにしても窮屈な座席だなぁ。通路側には肘掛も無い。オハ61みたいだ。
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この路線、新交通システムになってからは初乗車ですが、おとぎ列車の時代には子供の頃に何度も乗り、高校生の時の廃止前には蒸気機関車の写真を撮りに何度も来たのです。その頃の思い出を辿れるかと思ったのですが、外は真っ暗で完全に無理。また機会があったら乗り直しに来る事にします。

途中駅の遊園地西で半分の乗客が下ります。遊園地に向かうカップルたちでして、残る乗客は私と最前部の親子の3名となってしまいます。遊園地はイルミネーションが綺麗でいいデートになりそうです。

西武遊園地に到着。小学生時代に何度も来た駅なのですが、こんな所にホームを作ったんだ。
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普通の電車で国分寺へ、山口線の後ではなんて車内が広くて乗り心地もいいんだろうと感じます。ところでこの新101系電車、一昨年さよなら運転したんではなかったっけ?白い塗装のものは別扱いなのでしょうか。
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(乗車は2014年1月)
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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