山陽電鉄本線乗車記

山陽網干線の次は山陽電鉄本線の乗りつぶし、まずは普通電車で山陽姫路駅へ。

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歴史ありそうな4面4線の頭端式櫛形ホーム、上が百貨店で少し暗めなところなど、いい雰囲気で素敵な駅です。じっくり見てみたい、そしてホーム付け根から先端からさまざまな電車がずらりと並ぶ写真を撮っておきたいと思っていたものの時間帯が悪かった。夕方5時という事で通勤通学帰りの人が多く、そしてホームも狭いので写真なんか撮っていたら邪魔で迷惑。

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という事でこの駅には7分の滞在で隣のホームに止まっていた直通特急の阪神梅田行きに乗車します。ちょうど転換クロスシートの山陽電車で、次のを待ってロングシートの阪神電車が来たら嫌だなというのもあります。電動車進行方向右側の窓割と座席のちょうどいい場所に座って出発します。ここ姫路は乗りつぶしをするようになってから縁があるところで、2012年秋、2013年秋と訪れて宿泊までしているのですが、これでしばらく来ることはなさそうです。あっ!えきそば食べていくつもりだったのを忘れてしまった。

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姫路を出て最初によく見ておきたいところはモノレールの遺構でして、柱は残っているもののレールは取り外されてしまっています。解体工事が始まったようです。大将軍駅の団地はまだそのまんま。

約20分前に来た飾磨駅手前で進路を東に変え一路神戸方面へ、平坦な住宅地を走るものと思っていましたが、なんと山中を走る区間もありトンネルもあったんだ。ドアカットの大塩駅、高砂駅と停車し、別府駅を通過。あぁ別府鉄道…30年前、ここにはお伽の国のような世界が存在していたのだ。私も1983年春に青春18きっぷを持って山陽本線を西へと進んだのでチャンスは一度あったのですが、どうして来なかったんだろう。学生だったので私鉄に乗車するお金が勿体なかったんだろうか、そんなに四国に急ぎたかったんだろうか。2軸客車に一度乗ってみたかった。ちなみに別府付近は後で地図を見ると左側に山陽新幹線が並走していたのですが、右側を注視していたので全く気付きませんでした。

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明石を出てしばらくすると海岸線に出ます。そして明石海峡大橋が迫ってくる。毎回思うのですがデカい橋です。後で調べてみたら世界最長の吊り橋だったんだそうで全長なんと3,911m。私の見慣れている横浜ベイブリッジ、レインボーブリッジの長さはそれぞれ811m、798mなんだからデカいわけである。この橋も四国新幹線を通す構想だったものの道路専用に計画変更された橋。新幹線は仕方ないにせよ、山陽電鉄さんがこの橋を渡り徳島まで鉄道を敷設することになっていたら、四国への鉄道旅行のアプローチが増えて、面白いことになっていたでしょう。阪神・阪急梅田発山陽徳島行き特急を食堂車付で走らせたい。

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明石海峡大橋を潜ってしばらくすると右手にJR山陽本線。この路線で私が一番楽しみにしていた風景です。写真は塩屋の手前か、この辺のマンションに住んだら楽しそうだ。

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そして須磨付近。関西の方にとっては普通の光景かもしれませんが。海岸沿いに複々線のJRと複線の私鉄があるなんて、すごい事だと思う。一番山側線路から5本の線路と海が同時に見れるのは初めてでちょっと感動。JRと競争して欲しかったのですが、タイミングが合わず。

かつての阪急・阪神の特急折り返し駅だった須磨浦公園駅は通過(止まると思っていた)、この駅でライバルである阪急・阪神の電車が並ぶ写真を見て、面白いなぁと思ったものですが、同じグループ会社になってしまうとは時代も変わりました。

少しずつ海から離れ、住宅街の中を走るようになって、するすると地下へ入って板宿駅、そして次に通過します西代駅、ごく普通の2面2線の地下駅なんですが、ここが山陽電鉄の起点でして、私の乗りつぶしも一段落。山陽電鉄は規模は大きいながらも、どちらかというと地味、影が薄い鉄道会社かと私は思うのですが、神戸高速鉄道の存在によって起点駅がはっきりしないのも大きな原因かと思います。

これで山陽電鉄の乗りつぶしを完了。次は神戸高速鉄道東西線…と思っていたのですが、2010年から阪神神戸高速線になったそうで、恥ずかしながらこのブログを書いていろいろ調べていくうちに知りました。新開地駅で阪急の電車を見て(この深いマルーン色、車内のシックな雰囲気、関東に住む私は毎回見る度にスゲーよなぁと思うのです)、次の高速神戸駅で下車、これも歴史を感じる古い駅です。1968年の開業時からほとんど変わらないのではないでしょうか。

予約してある近くのビジネスホテルで荷物を置き、夕食はJR神戸駅北口駅前の串カツ屋さんに入ります。関西に来ては串カツをよく食べていますが、2度づけ禁止の正統派?のお店は初めて。ソースはドロドロの中濃やとんかつソースではなく、サラサラのウスターソースだったんだ。なるほど…これは2度づけしたくなる。関西の串カツをちょっと理解したような気分になりました。

その後、ネオンギラギラの繁華街をぶらぶら歩いているうちに神戸電鉄の湊川駅まで来てしまい、明日初乗り予定だった神戸電鉄の一区間と阪神神戸高速線の一区間にまた乗って高速神戸駅に戻りました。明日の朝食の新開地駅高速そばや切符を買いなおす湊川駅の下見が出来てちょうどよかったです。

(乗車は2014年9月)

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山陽電鉄網干線乗車記

JR赤穂線の次の乗りつぶしは山陽電鉄網干線。山陽本線の英賀保駅で降りて、山陽電鉄網干線の西飾磨駅まで約1㎞歩いて乗り換えることにします。2駅の関係はこんな感じ。
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山陽電鉄は初めてですので、まずは支線を片付けてすっきりした上で本線を姫路から神戸まで通して乗りたい。JR網干駅~山陽網干駅と移動して起点から乗車するのがベストなのでしょうが、両駅は2km以上離れていて、バスも走っているみたいなのですが、調べるのも面倒でこうなりました。

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JR英賀保駅から調べておいた道を一直線に進む事約10分、山陽電鉄の西飾磨駅が見えてきました。東急池上線や目黒線にあるような、住宅地の中の小さな駅を想像していたのですが、予想を覆す高架駅です。

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券売機で1400円の三宮・姫路1dayチケットを購入しホームへ。鉄とコンクリートだけのシンプルで無機質な駅ですが、これはこれでいい雰囲気ではないですか。すぐに網干へ向かう予定でしたが、せっかく縁あって訪れた駅です、1本見送って下り上り列車それぞれ、反対ホームから撮影していくことにします。

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まずはやってきましたのは山陽網干行きの3200系3206F。

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次に飾磨行きの3000系3006F、どちらも“ひめじ官兵衛”のヘッドマークを付けています。

山陽電鉄をこうして近くで見るのは初めて、車両については例によって帰ってから調べてみるのですが、この3000系という電車、製造期間が1964年から1985年までと長かったために非常にバラエティーに富んでおりまして実に面白い。鋼製車とアルミ車が存在するぐらいは知っていましたが、鋼製車なのにアルミ色の塗装を施したものや、アルミ車なのに鋼製車と同じ塗装を施したものも存在するんだそうだ。この辺は玉手クラブ様の山陽電車解説ページがとても参考になります。写真も美しい。

そして私がここで写真に収めた3200系3206Fの電動車2両は、ネットで得られる情報だと、1970年に3000系として製造されたのですが、1990年に廃車となった旧型車2000系の主電動機・駆動装置に交換した車両で、余った主電動機・駆動装置は新型の5000系に転用したとの事。これを国鉄電車に例えてみると、主電動機は101系のMT46モーターの103系車両となり、なんだかよく解らないのですが、とにかく奥が深いのだ。

それでは山陽網干に向かいます。運転台の後ろでかぶりつきです。この3000系は戸袋窓の無い車両と思っていましたが、運転席の直後のみ、つまりクモハ・クハに相当する車両の1か所だけ戸袋窓が存在するのが私にとっての小さな発見。高架区間から地上に降りて夢前川という素敵な名前の駅で交換。次も交換駅、その次も交換駅、この路線の中間駅はすべての駅が交換可能駅なようです。それと構内踏切がこの列車の進行方向側にある駅があるのですが、列車が停止すると一回開き、改札口へ向かう下車客を先に通してから列車は出発します。こういうのも普段JR東日本の青梅線や中央線しか利用しない私にとってはちょっと新鮮。2,3駅で終点網干かと思っていましたが、なかなか着かず5駅目でやっと到着。たいした印象を残さずに終わってしまった感じです。

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駅の風景。特に見どころも無さそうですので、すぐに引き返すことにします。

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帰りも乗ってきたのと同じ電車、西飾磨駅で撮影した車両でもあります。今度は飾磨側の先頭車で座って過ごします。リニューアル車体更新車でして車内は明るく、車端部の窓なんかは大きな固定窓でして、昭和の電車のイメージは全くありません。後で知るのですがこの先頭車の3006は1967年4月に竣工した車両。私の生まれる1か月前でして、製造銘板でも見つけられて気が付いていれば、もっと親近感が湧いて楽しい乗り鉄になった事でしょう。

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この路線の起点である播磨駅の配線はちょっと面白く、下り本線と平面交差して、本線の上下線の間のホームに進入します。神戸方面・姫路方面どちらも階段を使わずに乗り換えが可能でして、まぁ関西では普通なんだろうな。そして行き止まりの網干線線路の先には立ち食い蕎麦屋さんの「山陽そば」があり、これもなかなか便利そうな場所にあるなと感じたのでありました。

(乗車は2014年9月)

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Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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