名鉄築港線乗車記

勝川駅から中央線の211系と名鉄の赤い準急電車を乗り継いで大江駅へ、ここから全長僅か1.5kmの、とても個性豊かな名鉄築港線の乗り潰しをします。

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築港線の発着する5番線ホームは曲がっていて、本線(常滑線)とは別会社の路線のように、もう分離しています。そして一駅先の終点東名古屋港駅の改札は、ここ大江駅の跨線橋上にあり、東武大師線と同じようなシステムになっています。

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こういう特別な1駅間路線には、吊り掛け車とはいかなくても、希少な古い電車が待っていてほしいものですが、4両編成の5000系という名鉄らしくないステンレス車。しかし前面にはLEDの行き先表示機を備えていながらも使用せず、「大江・東名古屋港」の縦長のサボを掲示しているところなんか、やはり特殊な路線に運用される電車を感じます。

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大江駅の築港線時刻表です。この路線のもう一つの特徴として、港湾地区で働く方々の通勤列車ですので朝夕しか運転されません。私が乗車するのは16:44発の夕方の一番列車で、私以外乗客はゼロ。今日は短時間に私以外乗客ゼロを1駅間ながら2回体験できました。

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先頭のかぶりつき席に座ってしまいます。サボが邪魔でよく見えません。運転席側の仕切り窓は、まだ明るいにもかかわらずカーテンが下ろされてます。前面展望を楽しませてくれる(と私は思ってた)名鉄らしくありません。それでは出発。

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右にカーブして勢いよく殺風景な中を走り、しばらくして減速、見えてきましたのはこの路線最大の見どころ、名古屋臨海鉄道東築線との平面交差です。通過する時の音は、ひときわ大きく「ツタタン♪」でした。

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平面交差通過直後の右側車窓です。名古屋臨海鉄道東築線から急カーブ90度の渡り線が見えて名鉄築港線へ合流。この渡り線には、今でもとても重要な役目があります。

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3分で終点東名古屋港に到着です。仕事を終えた方々が電車の到着を待っています。

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乗務員の方が手にしているのは、この写真では判りにくいですが、タブレットみたいな形のスタフ。

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大型トラックが頻繁に往き来します広い道路の歩道橋から3分で折り返す大江行き電車をお見送り。ちなみにこの駅周辺にはコンビニ等の店舗は一つもありません。

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東名古屋港駅から更に続く線路は、名鉄なのに非電化、そして奥の信号は生きていて赤を灯しています。ここは海外へ輸出される鉄道車両が、名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車にサンドイッチにされて通ります。その列車は、先ほどの平面交差の名古屋臨海鉄道東築線側を通過し、90度急カーブの渡り線を通り、そして写真のこの踏切では遮断機がないので職員が数名立って車を止めて通過させます。生で見れたら楽しそうです。「名鉄築港線」で動画検索をしますと、その貴重なシーンを見ることが出来ます。鶴見線大川支線とは違って、まだまだ現役の港湾地区の貨物?路線なのであります。

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夕方2本目の電車が来ました。

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どんどん乗客が吸い込まれます。4両編成なんて過剰かと思ってましたが、2両だと相当混雑しそうです。

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大江駅に戻ってきました。跨線橋の階段が狭いのでホームは大混雑。階段から遠い位置の乗車だと、乗り換え時間は数分を要しそうです。電車から降りず、空くのを座って待っている人もいます。

***

(おまけ追記)
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あの最後の吊り掛け車天国だった瀬戸線がすべてステンレス車になってしまった今、赤い名鉄電車はもう三河線や広見線といった支線に行かなくてはなかなか見られないものと思ってましたが、金山~大江~名鉄名古屋と乗車して、まだまだ大量に走っているのに嬉しくなりました。常滑線は準急でも100km出しますので、けっこう楽しいです。

(乗車は2018年5月)

前の記事:東海交通事業城北線乗車記
関連記事:名鉄
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懐かし写真(2009年) 名鉄瀬戸線の吊り掛け電車

2009年1月に辰野支線のクモハ123-1に乗車した後は特急しなので中央本線を更に西へ進み名古屋へ向かい名鉄瀬戸線を初訪問してきました。お目当ては全く名鉄らしくない4000系という電車が(この時)1編成登場し、近いうちに全車引退する事になるだろう吊り掛け電車の6750系です。

地下鉄に乗って栄町駅へ、ちなみにここは名古屋一番の繁華街との事ですが、地上には一度も出なかったので街の様子は全く知ることは出来ませんでした。

ホームで待っていたのは田の字窓の赤い電車、確かこのタイプは吊り掛け車とカルダン車があったはずですが、予習してこなかったので車番を見てもどちらか判断出来ません。とりあえず乗ってみてカルダン車だったら次の駅で降りる事にします。

扉が閉り出発、やったーっ!吊り掛け電車です、それにしてもずいぶん重々しい音だなぁ。地下を走る吊り掛け車なんて乗るのも銀座線旧型車以来かも、各駅停車でしたのでちょっと走ってはすぐ停車の繰り返しなのですが、勾配を駆け上がり地上に出る区間はもう感激ものでした。

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乗車した電車は尾張旭止まりで両側にホームがある線に入ってしまい、足回りが撮影できなかったのは残念でしたが、一発目で1編成しかない6750系の1次車に乗車できたのはラッキーだったかもしれません。

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接続する尾張瀬戸行きの急行はカルダン車の6000系で来たので見送ります。いかにも名鉄らしい可愛いらしい顔のこの電車もそろそろ引退みたいですので、また名古屋に行きたいなと思っているところです。

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栄町行きの吊り掛け車が来ました。買ったばかりの望遠レンズが役に立ちました。

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乗車した6750系の1次車をお見送り。

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次の尾張瀬戸行きは…、来ました来ました、吊り掛け電車です。

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尾張瀬戸に到着、ピカチュウ仕様の6000系電車と並びます。準急となって折り返すようですので、急いで一回改札を出て切符を買い直し同じ電車に乗り込みます。

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栄町側と中間車の車掌室

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隣のホームには6000系

準急との事で、高速運転でさぞ素晴らしい吊り掛け音が聞けるかと思いましたが、各駅停車と変わらないスピードで駅を通過するだけなのは残念。これは準急・急行が運転されるも普通列車の追い越しをしない路線ですので仕方ありません。

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栄町に戻って来ました。

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こちらは田の字窓のカルダン車の6600系。吊り掛け目的でしたので、この時はほとんど無視でしたが、パノラミックウィンドウ・スカート付き・田の字窓・ごつい分散クーラー、私好みとうか、小学生時代の私が想像でカッコいい電車を描くとしたら、正にこんな電車になっただろう素晴らしいプロポーションの電車です。これも吊り掛け車引退の僅か2年後の、2013年春に引退してしまったようです。

(訪問は2009年1月)
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おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は3,700km以上あり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。

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